海外旅行は、その土地ごとの特徴に合わせた観光の仕方で面白みが倍増しますね。
今回、私は久々に女一人旅をしたのですが、世界遺産マカッラでは、どちらかと言うと個人で観光する方が数倍楽しめることがわかりました。
たとえグループ旅行で行ったとしても、途中で個人行動がとれればOK。
古都マラッカではどうして個人観光がおすすめなのか、今回のブログでご紹介します。
マラッカ観光が人気上昇中?
マレーシア旅行というとクアラルンプールかペナン島、またはちょっと離れてコタキナバルなど、日本人の耳に馴染みのある観光地はいくつかありますが・・・
マラッカって、そもそもマレーシアのどこ?って感じ。
けれど、実は意外にアクセスが便利なんです。
でも、何もないのにマラッカへ行ってもね。
はるか昔、歴史の授業では聞いた気がするけどね・・・。
と思っていた私。
それなのに、1週間ほどクアラルンプールを観光している間に、ふと、どこか別の街に移動してみたくなって選んだ場所がマラッカでした。
マラッカの何が魅力だと思ったのかは、この後にご紹介するとして。
実は、私は今回でマレーシア旅行が5回目なのですが、マラッカ観光はお初です。
というのも、50代の女一人旅で、陸路を移動するという勇気がなかなか持てなくて。
けれど、ここ世界遺産のマラッカは、クアラルンプール国際空港から直行便のバスが出ているので、ものすごく簡単に訪れることができるんです。
そして、それに気づいた日本人観光客が今急増中なのではないかと、マラッカに行ってみて感じました。
この情報があるだけでも、アクセスの良さがお分かりいただけると思います。
個人でもバスで簡単に行けるマラッカ
今回、私はクアラルンプールの中心地からマラッカに移動したので、クアラルンプール国際空港は使っていません。
けれど、おそらく私がバスチケットを買えたのと同じくらい、空港からの長距離バスも簡単です。
私がマラッカに行くときに利用したのは、KL(クアラルンプール)から電車で1駅移動した場所にある、巨大なバスターミナル「TBS-BTS」。
正式名称はバンダー・タシック・スラタンバスターミナルですが、現地では「TBS」で通じます。
ほとんど英語を話せない私がTBSでマラッカ行きのバスチケットを買うときは、カウンターで「Melaka(メラカ)」と言っただけ。
あとは、バスの種類や空いている座席をタッチパネルで見せてくれるので、「これがいいです」みたいに指でさすとチケットが買えます(笑)
そして、高速バスで2時間ほど移動したポイントにある、世界遺産マラッカへ。
2時間の高速バスの旅と言っても、マレーシアの長距離バスのほとんどは3列シートでふかふか。
快適空間なので、到着するのがちょっと寂しいくらいです。
マラッカが個人観光に向いている5つのワケ
さぁ、赤道に近いマラッカへ到着です。
久しぶりの女一人旅。
到着したとき、古都マラッカはそんな個人旅行に最適な街だと感じました。
なぜ個人での観光がおすすめなのか、5つに絞ってみました。
狭いマラッカに観光スポットが密集
古都マラッカはとても小さな街なんです。
その狭いエリアの中に、街ごと世界遺産に指定されているマラッカの見どころが凝縮。
何かとマレーシア最古のモスクだの、東南アジア最古の教会だのと歴史ある建物が多く、一日では観光しきれないくらいの名称があります。
もし、グループで観光していると、自分が行きたいと思うスポットが見られるとは限らない。
だから、たとえグループ旅行だとしても、個人観光できる時間を作る方がおすすめなんです。
しかも、観光名称がマラッカの小さなエリアに集中しているということは、徒歩で見て回れるということ。
地図1枚を持っていれば、難しい交通機関を使わずに観光できるんです。
歩きたくなる路地が無数にある
マラッカには、入ってみたくなる路地がいくつもあります。
その路地の中にはお洒落なお店があったり、地元の人が生活している日常に触れることができたりと、何かと発見が多いもの。
とにかくマラッカは、個人での街歩きが楽しい場所です。
一つひとつの小さなカフェが魅力的
マラッカの中でも観光客が一番集まる人気の場所が、ジョンカーストリート。
このジョンカーストリートには、ちょっと外れた場所も含めると、相当な数の小さなカフェが点在しています。
しかも、どれもとっても魅力的。
中に入ってメニューを貰えば写真付きで見ることができるので、一人旅でも簡単に注文することができます。
個人観光なら自分の好きなカフェが選べるので、気になったお店にはどんどん入ってみるのがおすすめです。
特徴あるお土産店が豊富すぎ
同じく、ジョンカーストリートには、たくさんのお土産屋さんがあります。
しかも、雑貨に関しては一つひとつのお土産店に特色がありすぎて、小さな街ながら見てみたくなるお店が豊富。
とくに、ショッピング好きにはたまらないお土産スポットなんです。
マラッカが世界文化遺産に指定された背景の一つに、伝統的なプラナカン文化があります。
そのアンティークなプラナカンの食器も大人気。
カラフルで可愛いですよね。
手軽に買えるものもたくさんあるので、じっくりと見て歩くのがおすすめです。
実はアートの街!インスタスポット多すぎ
そうなんです、実はアートの街と言っても過言ではないくらい、マラッカは芸術性にも富んだ観光地だったんです。
街自体も素敵な風景が見られる場所が多いのに、さらに至るところにウォールアートがあるので、もう写真撮りが忙しいのなんの。
さらに、絵画を扱うお店が多かったのも、マラッカが芸術の街として印象付けられるものでした。
店内には素敵な絵が所狭しと置かれているのに、どの店主も気さくに招き入れてくれるので、間近で見ることができます。
世界三大夕日で有名なマラッカ海峡の夕日の絵や、街中を優雅に流れるマラッカリバー沿いの絵など、癒される作品がたくさん。
マラッカは、街が丸ごと美術館のようで、一人でゆっくりと静かに観て回りたくなる観光地でした。
マラッカの治安は?
実は、私は今回マラッカに10日間ほど滞在していました。
随分ゆっくりと女一人旅を満喫したのですが、この間怖い思いをしたことは一度もありません。
観光から帰るのが遅くなってしまい、暗い夜道を一人で歩くことが度々あったけど大丈夫。
そうなんです、マラッカはとても治安がいい。
現地の人たちも、マラッカは平和な街だと口々に言っていました。
ただ、油断は禁物。
そこは日本と同じで、置き引きなどには気を付けてくださいね。
マラッカ観光編集後記
治安もよく観光スポットがたくさんあるマラッカでは、グループで行ったとしても個人観光の時間をとれば、一層思い出深いものになるでしょう。
マラッカへはクアラルンプール(KL)から長距離バスで手軽に行けるので、KLから日帰りで観光する人も多いようす。
ただ、観光スポットが多すぎるので、個人的には最低でも2泊は欲しいところ。
しかも、今度また別の旅行記ブログでご紹介しますが、マカッラでは週末に開催されるナイトマーケットも大人気なのです。ぜひゆっくりと時間をとって行ってみてくださいね。